超高層、超高級、超ド級!高さ1000メートルを超える世界一の超高層ビル?
香港に立ち並ぶ高層ビルの中でも一際目立つ、高さ1000メートルを超える超高層ビル「パール」。ドバイにある高さ800メートルを超える「ブルジュ・ハリファ」さえもしのぐその高さはまさに驚異的で、その特徴的な外観も相まって、圧倒的な存在感を放つ・・・というのは、映画「スカイスクレイパー」の中の話。実際にはまだ1000メートルを超えるビルは香港には建っていませんが、現在香港で一番高い「環球貿易広場(世界貿易広場・International Commerce Centre)」・・・高さ484メートル、二番目の高さを誇る「国際金融中心(International Finance Centre)第二期」・・・高さ415.8メートルなどをはじめ、高さ100メートルを超えるビルの数は実に2000以上と、香港は世界で最も高層ビルがひしめく場所として知られています。
香港に高層ビルが立ち並ぶようになった理由
狭いエリアに700万人を超える人々が暮らし、世界でも有数の人口密度である香港。その昔は「香木」を積みだす為の「港」であったというこの地は、歴史の波にもまれながら発展し、それと共に人口は増え続け、必要に迫られて高いビルが作られるようになりました。ビルを建てる際、高層ビルの建築に適した用地がまだ多くあったことも理由として、高層ビルが次々に建てられるようになったといいます。「高層ビルを建てよう」とする地域に既に建物が建っていると、それを壊して一度更地にするためにどうしてもコストと時間がかかってしまいますが、ロンドンやパリなどの昔からある都市に比べると、比較的新しい都市である香港ではその必要がなかった、というわけです。そうして、現在の世界一といわれる、高層建築がひしめく香港の景観が出来上がりました。
アジアの金融・経済の中心都市の一つとしてして発展してきた香港には世界中から人とカネが集まり、それに伴って土地の値段は益々高騰、限られた土地により多くの人が住めるように、より多くの人が働けるように、必然的に高層ビルは増え続け、近年は、建築技術、資材、機械の進化と共に、現在日本一の高さを誇る大阪の「あべのハルカス(300メートル)」をはるかに超える、「超高層ビル」も次々に建てられています。1000メートル超のハイパービルディングが登場するのも、もうすぐかもしれません。
ちなみにご存知の方も多いかもしれませんが、土地の狭い香港では、本当のお金持ちは超高層建ビルではなく、一戸建てに住んでいるとか。庶民感覚だと、50階、60階の部屋から雄大な景色を眺めて毎日暮らしたいような気もしますが、本物のお金持ちはステータスもさることながら、安全面なども考慮して「地面に近い」方を選ぶのかもしれません。(高層ビルの物件も所有した上で一戸建てを所有しているお金持ちも多いようですが。)
というわけで、今日は一度見たら忘れられない絶景、香港の美しくてゴージャスな夜景をお届けします。夕暮れ時の風景や、香港の日の出、海から眺める香港の風景も合わせてお楽しみください。
香港の美しい風景
渣甸山(ジャーディンズ・ルックアウト)から眺める香港の夜の風景
ジャンク船とビクトリアハーバー 香港の夜景
ビクトリアピークから見たビクトリアハーバーの日の出
夜の香港
香港の夕暮れ
香港 アバディーンの日没
夕暮れ時の香港 ビクトリアハーバーの風景
夕暮れ時の香港の街
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