アジアヨーロッパ

グルジアの風景

グルジア

「地球上でもっとも民族的に多様な地域」とも形容される東ヨーロッパ・西アジアのコーカサス地方。黒海からカスピ海まで東西に走り、高いものだと5000メートルを越える山々が聳える「コーカサス山脈」の山麓を中心とした山岳地帯に暮らす民族は、その行き来の大変な地形ゆえにそれぞれ独自の文化を持ち、山一つ越えると言葉も違う、という事も珍しくないという。そんなコーカサスの南側に位置し、まさしく他地域にはない南コーカサス語族に属する言語の一つである「グルジア語」を話す人々が多く住む国が「グルジア(英 Georgia / ジョージア)」だ。(編集部注:2015年4月以降は日本での公的な呼び名がジョージアとなりました。(2015年5月追記))

黒海の東岸、コーカサス山脈の南側にあって、古来交通の要衝であり、ロシア、トルコ、アルメニアおよびアゼルバイジャンと国境を接する、面積約69,700km2(世界118位)、人口約372万人(世界129位)の小さな国。その一方で、温和な気候と肥沃な土地、地理的要因などから、近隣の大国、強国に振り回されながらも、グルジア正教と呼ばれる伝統的なキリスト教に根差した文化を守り通してきた人々の暮らす国だ。

コーカサス山脈がロシアから南下してくる寒気団を遮断する為、比較的温暖な気候で知られ、特に温暖な黒海沿岸部では古くからワイン生産も盛んに行われてきた。かのウィンストン・チャーチルもこのグルジア産のワインを好んだという。

その長い歴史と、交通の要に位置する場所にあって、様々な民族や文化が入り混じった事実を証するかのように、例えば、紀元前に建てられ、11世紀頃に再建されたというスヴェティツホヴェリ大聖堂や、12世紀に建てられたゲラティ修道院など、歴史的な建物、建造物も数多く点在する。また、都市部を少し離れれば豊かな自然が広がっており、特にコーカサス山脈の雄大な風景とそこに建つ歴史的な教会のある風景は印象的。食べ物のおいしさなどもあって、長期旅行者の中には、再び訪れたい旅行先として、このグルジアを挙げる人も少なくない。

今日は、そんな魅力に溢れたグルジアの風景を、都市部の景観と合わせてお届けします。

グルジアの風景

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