どんな場所でもその瞬間だけは美しく見えてしまう
生活スタイルやどんな場所に暮らしているか、している仕事、勉強の仕方など、人によって多少の差はありそうですが、大方の人にとって、早起きしなければ(または朝まで起きていなければ)見ることのできない朝の風景、朝焼けよりも、夕方の風景、夕焼けのほうを目にする機会のほうが多いのではないでしょうか。
仕事帰り、学校帰り、遊びの帰り、買い物帰り、塾や習い事の行きかえり、飲みに行く途中などでふと目に入ったり、散策や犬の散歩やジョギングなどの際に見かけたり、それを目当てに海や湖に出かけたり、山の上で夕食の後や寝る前(山の夜は早いので)に目の当たりにしたり。
勿論、撮影やデートや旅でわざわざ夕日の名所、夕焼けの風景で良く知られた場所に出かけて、首尾よく美しい夕景色を見ることができた時も感動しますが、日常の何気ない暮らしの中で素晴らしい夕空を見かけたときのちょっと素敵なご褒美感は特別なもの。好きな人と一緒だったり好きな人と別れた後だったり試験に受かった日だったり仕事がうまく行った日だったり長年望んでいたことが叶った日であったりと、その日その時の状況、環境、感情などによっては、その美しさ荘厳さがより深く心に刻まれて、時には生涯忘れることのできない景色になったりもします。大人になってからはもちろん、十何年前、何十年前の子供の頃に見た夕暮れの空や夕方の街の風景を、その時の感情と共に今でも覚えている、という人も多いのではないでしょうか。
![世界の夕暮れの風景 南アフリカ カラハリ砂漠の夕焼け](https://world-web-magazine.com/wp-content/uploads/2023/10/Sunset-with-silhouetted-tree-and-dust-Kalahari-desert-South-Africa.jpg)
夕焼けはなぜオレンジ色か
科学的には、夕方の空、特に夕焼け空は、太陽光の中の光の色(波長)によって空気中の通り抜け方が異なるため、太陽の位置が低くなって光が大気中をより長い距離に渡って通過しなくてはいけない夕方になると、可視光線の中でも波長が長く遠くまで届きやすいオレンジ色・茜色が強く見え、逆に青色などは短距離で拡散してしまい遠くまで届きにくいので、夕方の太陽や空の色はいわゆる夕焼けの色、夕方の色になるようですが、そんな科学的なメカニズムを知らなくとも、人はきっと昔から茜色の夕方の空、夕暮れの色を美しいと思ったことでしょう。アルキメデス、アレキサンダー、始皇帝、孔子、聖徳太子、織田信長、ニュートン、西郷隆盛、マリリン・モンロー、etc・・・偉人も王様も学者も発明家も哲学者も有名人も名もなき市井の人々も含め、古今東西、人類がこの世界に生まれて以来、多種多様な境遇にある様々な人々が、各々の時代に各々の世界で色々な夕方の風景、夕焼けの空、夕暮れの絶景を目にし、何かを感じ、考えた瞬間があったのかと思えば、少し不思議な気持ちにもなります。
夕焼けを見られる回数 自分は一体後何度夕暮れの絶景を見ることができるのか
ちなみに、人が一生の間にどれだけ夕焼け空を見ることができるのか、といえば、それこそ、その人の生活環境、習慣、仕事、立場、意識などによって千差万別であり、晴天率の高い地域に住んでいるかなどにも関わってくるので、「夕焼けを見ることのできる回数」を数えることなど、無意味でナンセンスかもしれませんが、それでも例えば、自分の今の年齢と、自分が暮らしている国や地域の平均寿命との差に一年の日数365をかけた「平均寿命ー自分の年齢×365」、もしくはもっとシンプルに自身のおよその余命×365で、「自分が死ぬまでにあと何回夕焼け空を見ることができるのか」「夕焼けを見ることの出来る可能性のある回数」が出るわけです。随分と乱暴な数式ではありますが。
当然、これは365日全てが晴れ(もしくは夕焼け空が見られる天気)を前提としているので、実際はこれよりも確実に少なくなるわけです。(もちろん平均寿命や想定の余命より長く生きる可能性もあります。)さらには、何となく日が落ちて夜になってしまうような日もあることを思えば、素敵な夕焼け空を見ることができる回数は随分と少なくなってしまいます。
試しに自分の年齢で実際に計算してみてください。思ったよりも、夕焼け空を見ることのできそうな回数が少なくてびっくりするのではないでしょうか?(個人的には夕焼け以前に余命を計算した時点で愕然としましたが・・・。)
そう考えると、今まで夕方外に出る時間があったとしても(または窓から外を見る余裕があったとしても)特別に空が茜色に染まっている素晴らしい景色というのでもない限り、わざわざ意識して夕方の空を見上げることもせず、夕空に意識が向くこともあまりなかったかもしれないとしても、「夕焼けを見ることができる」というたったそれだけのことがいかに素晴らしいことか、あらためて気が付くのではないでしょうか。
![世界の夕暮れの風景 コスタリカの夕焼け](https://world-web-magazine.com/wp-content/uploads/2023/10/A-sunset-in-Costa-Rica.jpg)
といわけで、今日は世界の夕焼けの風景、夕暮れの街並みや暮れなずむ時間帯の美しい風景、趣のある景色、大自然の荘厳で幻想的な風景、一度は実際に見てみたい景観など、オレンジ色や茜色や朱色、黄色の夕暮れの景色、夕方、日没の風景をお届けします。今自分が住んでいる町も含め、良く知っている街や景色でも、特別に美しく見えることもある夕焼け。普段は何とも思っていない通りや家並みや川原や山並み、日常的な当たり前の景色であっても絶景に変えてしまうこともある夕焼け空。ましてやまだ見ぬ街の、まだ見ぬ海や山の、時に雄大で時に透明で時に歴史的な、ただでさえ綺麗な景色が一面夕焼け色に染まったとしたら。そんな世界の夕方の絶景をお楽しみください。
一生に一度は訪れたい
死ぬまでに一度は見てみたい
美しい世界の夕暮れの風景
美しすぎる世界の夕暮れ
![世界の夕焼け ロカ岬 ポルトガル](https://world-web-magazine.com/wp-content/uploads/2023/10/cabo-de-roca-portugal.jpg)
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