カリブ海地域キューバ

キューバの風景

キューバ

アメリカとの関係改善により、今や世界中から沢山の観光客が訪れているキューバは、アメリカ合衆国フロリダ州の南約145キロメートルに位置する。美しい海として知られる「カリブ海」に浮かぶ島国だ。面積約110,860平方キロメートル(日本の約三分の一) のエリアに約1,123万人の人々が暮らしている。

ご存じの通り、キューバ革命の後、社会主義国家となったキューバは、アメリカ政府と対立状態となり経済封鎖を受けた。その為もあって、1960年代から最近までほとんど経済成長をしなかったともいわれる。物資や食料も不足がちとなり、市井の人々は厳しい生活を強いられた。必然的に作れるものは自分たちで作る、使えるものは出来るだけ使う、という倹約生活とならざるを得なかったが、町並み、都市の風景としては、むしろ、近代都市には見られない温かさと懐かしさに溢れるものとなった。それは、まさに時が止まってしまったかのような町並み。それは「時代に取り残された」「時代遅れ」というよりむしろ、古き良き時代にデザインされ、製造されたものたちが今でも輝き続けている「オールドデイズ」の宝庫ともいえよう。シンプルでどこか懐かしいストリートの風景、築は古いながらもカラフルに塗られた素朴な建物、最新型とは程遠いながらも艶のある年季の入った頑丈な機械、まさに「タイムスリップ」と見紛うような昔懐かしい光景。

特に顕著なのは町を走る車たち。クラシックカー好きなら、「目をキラキラさせっぱなし」、の状態になるであろう、1950年代~60年代のアメリカの旧車、名車が町中を今も現役で走っているのだ。壊れても、もはや部品などは手に入らないので、部品も手で作り上げてしまう。部品を作るための機械まで作ってしまう人もいるほどだ。

一方都市部を離れれば、そこにはもちろん、カリブ海に浮かぶ島国ならではの、豊かな自然あふれる風景が広がっている。

「古い町並み」と、「明るく陽気な人達」そして「豊かな自然」が織りなす、「キューバ」の風景。死ぬまでに一度は訪れたい、このカリブの島国の情緒漂う美しい風景をお届けしましょう。

キューバの風景

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