ギリシャの風景 | World Web Magazine

ギリシャ

世界有数の観光国として知られるギリシャ。ヨーロッパの南東端に位置するこの国は、アジアやアフリカと繋がる要衝にあって歴史的に東西の様々な文化が交差してきた、人類の歴史の中でも重要な意味を持つ国です。西欧文明の源とされる「古代ギリシャ」に遡る、数千年に渡るその長い歴史の中で、数学や科学をはじめ、建築、文学、哲学、政治に至るまで、現代の我々にとって欠かすことのできない様々なものが生み出されてきました。国家としては、ヨーロッパの他の地域の国々と同様、広大な領地を有したいくつかの強大国（東ローマ帝国やオスマン帝国など）に支配されるなど、近世までは激動の時代を生き延び、さらにナチス・ドイツおよびイタリア、ブルガリアの侵攻を受けた第二次世界大戦と、戦後に勃発した内戦、1968年からの軍事独裁政権という変遷を経て、1974年に共和制となったことにより安定、1981年にようやくEC（欧州共同体）に加盟しています。

そんなギリシャは地理的に見ると、バルカン半島の最南端で地中海につきだした山がちな半島であるギリシャ本土、さらにそこからつきだした2つの小さな半島、ギリシャの南端に広がるペロポネソス半島、クレタ島をはじめとしたエーゲ海に浮かぶ島々からなる島嶼部などに分けることができます。中でも特徴的なのが美しい事でも知られる数々の島々でしょう。クレタ島、ユービア島、レスボス島、ロードス島、キオス島、ケファロニア島、コルフ島、さらにドデカニサ諸島やキクラデス諸島など、大小様々な島があり、半島の沿岸部と合わせたギリシャの海岸線は、約13,676キロメートルにも及びます。これは地中海沿岸で最大の数字。世界で見ても第10位の海岸線の長さを誇ります。

青い海と美しい空、白い壁とカラフルな窓枠、素敵な町並み。ギリシャの島々の風景を中心に、ギリシャの美しい風景をお届けします。

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