路地裏の風景
「路地裏」と聞いて、なんとなくワクワクしてしまうのはなぜだろう。
「表通り」の賑やかできらびやかな雰囲気。おしゃれなレストランや素敵なカフェ。
バスやタクシーが行きかい、車がクラクションを鳴らす。
無言で足早に歩く人、携帯電話で話しながら歩く人、はたまた大きな声でおしゃべりしながら歩く人達。
音の洪水が溢れ、静けさの隙間を埋めていく。
雑踏が満ち、喧騒が舞う。混沌は渦巻き、騒乱は波打つ。
そんなもの達とは対極にあるような、静かな「路地裏」の空気。
もしくは賑やかでも「とげ」のない、和気あいあいとした雰囲気。
建物と建物に挟まれた細い道は、右に左にくねりながらどこかへ続いていく。
日本やアジアの路地裏も勿論いいけれど、
ヨーロッパの、それも古い町にある路地裏の空気感が好きだ。
昼間こそ、多少賑わっている、例えばオフィス街や観光地の路地裏もあるけれど、
やはりどこまでいっても、「表」通りとは違う、どこか奥ゆかしくて、どこか謙虚で、少し日陰の存在。
それでいて、どことなく落ち着くような、懐かしいような佇まい。
抜け道であったり、生活道路であったり、
時に住民がのんびりと休んでいたり、おしゃべりに興じていたり、植木鉢が並んでいたり。
ふと見上げると白やピンクの洗濯ものが干してあったりもする。
両側に並ぶ建物の窓に飾られた小さな置物や、
レースのカーテンや壁の質感や、石畳のごつごつや。
漏れ聞こえてくるテレビの音や、
建物と建物の間に見える空や、
そこに流れる雲や、
隙間に見える教会の尖塔や、
年季の入った小さなお店の看板や。
そんなものが全て、なんとなくいい感じ。
空を眺めながら、窓を見やりながら。
石畳を歩く自分の靴の足音を聞きながら、
遠くに聞こえる町の喧騒を感じ、ふと子供の頃のことを思い出す。
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「路地裏」と聞くだけで、なんとなくワクワクしてしまうのはなぜだろう。
路地、露地、小径、裏道、横町、小路、細道、脇道、裏路地。
世界の各地の路地、世界の路地裏の風景をお届けします。
世界の路地 路地裏の風景 40選
スペイン セビーリャ（セビージャ）の路地
スペイン ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの路地
スウェーデン ストックホルムの路地
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ラトビア リガの路地
スロバキア ブラチスラバの路地
ポルトガル リスボンの路地
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フランス モンペリエの路地
ドイツ ローテンブルク・オプ・デア・タウバーの路地
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イタリア アルタムーラの路地
リトアニア ヴィリニュスの路地
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ギリシャ サントリーニ島の路地
ギリシャ ミコノス島の路地
コロンビア グアタペの路地
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モロッコ シャウエンの路地
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カナダ ケベック・シティの路地
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フランス コルマールの路地
ウズベキスタン サマルカンドの路地
チュニジア シディ・ブ・サイドの路地
イタリア チステルニーノの路地
イタリア チヴィテッラ・アルフェデーナの路地
チュニジアの路地
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チュニジア チュニスの路地
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キューバ ハバナの路地
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モロッコ ムーレイ・イドリスの路地
ギリシャ レロス島の路地
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