ブルガリアヨーロッパ

ブルガリアの風景

ブルガリア

ヨーロッパの南東部、バルカン半島に位置するブルガリアは、ルーマニア、セルビア、マケドニア共和国、ギリシャ、トルコと国境を接する国。人口は約710万人、面積は約110,910 km2と大きな国ではないが、紀元前4000年頃のものと思われる黄金製品が出土した遺跡群が確認されているなど、長い歴史を持つ。とはいえ「ヨーロッパの火薬庫」とも呼ばれるバルカン半島にあって、古くは東ローマ帝国~スラヴ人の侵入~テュルク系の遊牧民族ブルガール人の侵攻~ブルガリア(ブルガール人の国)建国~再び東ローマ帝国~12世紀末に再独立~モンゴル人の侵攻~オスマン帝国に滅ぼされ以後、485年間に渡りオスマン帝国の支配下に、さらには19世紀末に自治公国(大ブルガリア公国)、20世紀に初頭にブルガリア王国として独立するものの、第二次世界大戦後にはソ連の衛星国家となるなど、長きにわたり、激動の歴史の波にもまれてきた国でもある。

そんなブルガリアは、国土の3分の1を山岳地帯が占める山がちな国で、都市部を離れると雄大な景観を随所で目にすることが出来る。他方でドナウ川沿岸や黒海沿岸部では水のある美しい風景が広がり、世界的にも有名なバラが生産されるバルカン山脈(スタラ・プラニナ)とスレドナ・ゴラ山脈にはさまれた「バラ」の谷と呼ばれる地帯では、旬になると一面バラの咲き誇る光景を目にすることができる。そのほか丘陵、平原など、多様な風景の中に点在する、由緒ある教会や城、要塞、古民家などの建造物が訪れる者の目を引く。また、南側は温暖な地中海性気候でありながら、北側では冬になれば気温も低く、雪も積もるなど、バラエティに富んだ景色を見られるのも特徴だ。

見ているだけで癒される
明日にも旅に出たくなる

死ぬまでに一度は見たい
ブルガリアの美しい風景

ブルガリアの美しい風景

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